ポーカーで勝つためにまず知っておきたいのが「ポジション」の重要性です。ポジションとは、テーブル上での座席の位置や、行動する順番を指します。ポーカーでは、ポジションによって得られる情報量や戦略の幅が大きく変わるため、勝率にも直結する要素です。特に初心者にとっては、ポジションを理解するだけでゲームの見方が大きく変わり、着実に勝率を上げることが可能です。本記事では、ポジションがプレイに与える影響や戦略の違いについて初心者向けに分かりやすく説明します。
ポーカーのポジション一覧(名称と配置)

ポーカーのゲームでは最大10人でのプレイが行われます。近年ではアプリやゲームなどでもポーカーが気軽に遊べるようになりましたが、人数はゲームによって変動します。ここでは、トーナメントなどでも用いられる10人テーブルのケースで解説します。10人テーブルのポジションについては以下の通りです。
- BTN(ボタン/ディーラー)
最も有利なポジションです。アクションが最後になるため、他プレイヤーの行動を観察してから最適な戦略を選ぶことができます。 - SB(スモールブラインド)
最初に強制ベットを行うポジションです。SBはゲーム中は常に不利なアクション順になるため、慎重なハンド選びが必要となってきます。 - BB(ビッグブラインド)
強制的に2倍のベットを支払うポジション。他プレイヤーの行動を見る機会が増えるものの、初期投資のリスクを抱えるため、慎重なハンド選びとアクションが求められます。 - UTG(アンダーザガン)
最初にアクションを行うため、他プレイヤーの行動を見られず不利になります。非常にタイトなプレイが求められる位置です。無理をせずにハンドと他のプレイヤーの状況を想定しながらアクションを選択しましょう。 - EP(アーリーポジション)
UTGの隣で行動するポジション。同様にタイトなプレイが推奨されます。 - MP(ミドルポジション)
テーブル中央に位置するポジションです。他プレイヤーの一部の行動を観察できますが、まだ慎重なプレイが求められます。 - HJ(ハイジャック)
レイトポジションの一部。他のプレイヤーのアクションを見てからアクションが可能となるため、アグレッシブなプレイが可能になります。BTNやCOに次いで有利なポジションなので覚えておきましょう。 - CO(カットオフ)
BTNの1つ手前のポジション。BTNに対抗する戦略を取りやすく、積極的に攻めるのに適しています。スターティングハンド次第で勝負に出やすいポジションでもあります。
ポジションがポーカーのプレイに与える重要な影響
情報量の違い
ポジションによって、行動を決定する際に得られる情報量が大きく異なります。レイトポジションとアーリーポジションそれぞれを比較して覚えておくことで、ゲームを有利に進めやすくなります。
- レイトポジション(BTN・CO)
他プレイヤーの行動を観察した後にアクションを取れるため、相手の意図を汲み取りやすく、有利なアクションの決断が可能となります。 - アーリーポジション(UTG・EP)
他プレイヤーの行動を見る前にアクションを取らなければならないため、リスクが高いポジションです。慎重にアクションを選択する必要があります。
戦略への影響
- アーリーポジションの戦略
プレイするハンドを厳選し、強いハンドのみでリスクを抑えるプレイが重要です。スターティングハンドに関する情報をしっかりと覚えておくことで勝負どころの見極めがしやすくなります。 - レイトポジションの戦略
相手の動きを観察しながら、広いハンドレンジで積極的にプレイすることが効果的です。スターティングハンドが良くなかったとしても、他のプレイヤーの状況を確認しつつ、アクションから相手のハンドを予測しやすくなります。しっかりと状況を把握し予測する力を身につけておくことで有利なゲーム展開ができます。
勝率アップにつながる理由
ポジションを理解することで、無駄なハンドでのプレイをせず、効率的なチップ運用が可能になります。ポーカーは一回きりのプレイで勝負が決まるわけではありません。中長期的な視点でのチップ管理もとても重要です。特にBTNやCOでは、ポジションの有利性を活かして積極的な攻撃ができ、長期的なチップ獲得が期待できます。
ポジションの一覧と配置:特徴と戦略を詳細解説
ポーカーでは、各ポジションがゲームの進行と戦略に与える影響が非常に大きいです。それぞれのポジションの役割と戦略を理解することで、効率的に勝率を高めることが可能です。以下では、10人テーブルを基準に各ポジションについて詳しく解説します。

SB(スモールブラインド):Small Blind
位置
ディーラーボタンの左隣に位置する。
特徴
- 強制的に半額のブラインドベットを支払う必要がある。
- プリフロップでは2番目のアクション、フロップ以降では最初のアクションを取るようになる。
- 最も情報が少ない不利なポジション。
戦略
- タイトにプレイ:初期投資を抑えるため、弱いハンドはフォールドを優先するのが賢明。
- リレイズを活用:強いハンドを持っている場合、積極的にリレイズして相手のアクションを制限する。ポジションを理解している対戦プレイヤーの場合、その積極性からフォールドを選択するケースも狙える。
- ポストフロップで慎重に:フロップ以降、最初に動くため慎重な判断が求められる。冷静な判断とチップ運用が求められる。
BB(ビッグブラインド):Big Blind
位置
スモールブラインドの左隣。
特徴
- 強制的にフル額のブラインドベットを支払う必要がある。
- プリフロップでは最後にアクションを取れるため、相手の意図を予測しやすい。
- フロップ以降はスモールブラインドの次にアクションを取ることができる。
戦略
- ディフェンシブなプレイ:初期投資を守るため、コールやチェックでフロップを見ることを検討するのがおすすめ。
- 相手のスチールに対抗:レイトポジションからのスチールに対し、リレイズやコールで対抗するのもおすすめ。
- 潜在的なハンドの活用:スーテッドコネクター(76sなど)やローポケットペア(22、33)でフロップを把握し次のアクションを決める。

UTG(アンダー・ザ・ガン):Under the Gun (First to act pre-flop)
位置
ビッグブラインドの左隣。プリフロップで最初にアクションを行う。
特徴
- 情報量が最も少なく、不利なポジション。
- 他のプレイヤー全員がまだアクションを控えているため、リレイズされるリスクが高い。
- 無理なプレイを行うのではなく、チップ運用に専念することが求められる。
戦略
- 非常にタイトなレンジ:プレイするハンドはAA、KK、QQ、AKsなど、最強クラスのものに限る。
- リスク管理:弱いハンドではフォールドし、不必要な損失を防ぐ。
- チップ運用:無理な損失を防ぐことで、次以降のゲームに向けてチップを温存し勝利に専念する。
EP(アーリーポジション):Early Position
位置
UTGの隣。プリフロップで序盤にアクションを行う。
特徴
- 他のプレイヤーのアクションを少しだけ観察できる。
- ポジションの不利さはUTGに近いが、リスクはやや軽減される。
- スターティングハンド次第でアクションが決めやすいポジション。
戦略
- UTGと同様にタイトなプレイ:強いハンドのみでプレイし、無駄なリスクを回避する。
- 相手の反応をチェック:後続プレイヤーの反応を見て、自分の行動を調整する。
- UTGと同様にチップ運用:無理なプレイを避け、次以降のゲームに向けてチップを温存する。

MP(ミドルポジション):Middle Position
位置
テーブル中央付近。
特徴
- アーリーポジションよりも情報量が多く、自由度が高い。
- レイトポジションにはまだ劣るが、戦略的に柔軟なプレイが可能となる。
戦略
- 慎重な判断:相手の動きを観察し、リスクを抑えつつプレイを選択する。
- 準攻撃的なプレイ:強いハンドを中心にレイズを試みるのもおすすめ。
HJ(ハイジャック):Hijack
位置
カットオフ(CO)の隣。レイトポジションの一部。
特徴
- 攻撃的なプレイが可能なポジション。
- カットオフやボタンのアクションを予測しつつ戦略を立てられる。
- 前のプレイヤーのアクションや情報を得られるため、相手のハンドを予測しやすく積極的なプレイも可能になる。
戦略
- 広いレンジでの攻撃:BTNやCOに対抗するために、広めのレンジでプレイする。
- 積極的なレイズ:相手のスチールを防ぐため、強気のアプローチが有効。

CO(カットオフ):Cutoff
位置
ボタンの1つ手前。レイトポジションの1つ。
特徴
- ボタンに次いで有利なポジション。
- 攻撃的なプレイが可能で、ブラインドを狙ったスチールにも最適。
- 前のプレイヤーの情報からハンドを予測することで、有利なゲーム展開を作りやすい。
戦略
- スチールのチャンス:ボタンがフォールドした場合、積極的にブラインドを奪う動きをする。
- ボタンを意識したプレイ:BTNの動きを予測しつつ、先制攻撃を仕掛ける。
- 他プレイヤーのハンド予測:前のプレイヤーのアクションからハンドを予測し積極的なプレイを展開する。そうすることで、フロップ以降に相手のフォールドを狙うことも可能になる。
BTN(ボタン/ディーラー):Button (Dealer position)
位置
テーブルの最後尾で、ディーラーボタンが置かれる座席。
特徴
- プリフロップでは最後にアクションを行えるため、最も情報量が多く有利なゲーム展開が可能。
- 他プレイヤー全員の行動を観察してから、自分のアクションを決定できる。
- フロップ以降もポジションの有利さが続くため積極的なゲームを行うことで勝利を掴みやすい。
戦略
- 広いハンドレンジ:BTNでは、弱めのハンドでもプレイできるチャンスがあります(例: 76s、A5s、KJo)。
- ブラフの活用:他プレイヤーがチェックで回した場合、積極的にブラフを仕掛けてポットを奪う戦略が有利に働きやすい。
- ポットコントロール:強いハンドを持っている場合でも、相手を油断させるようなベットサイズを工夫することが可能。
ポジションを活かした基本プレイ
ポジションを理解するだけでなく、実際のプレイにどう活かすかも把握しておきましょう。このセクションでは、ポジションごとの基本的な考え方について解説します。ポジションごとのハンド選び、プレイスタイルを理解することはポーカーで勝つための大切な一歩となります。
基本プレイ①ポジションを活かしたハンド選び
ポーカーでは、どのポジションからプレイするかによってハンド選びの基準が大きく異なってきます。これは、得られる情報量の違いやプレイの順番による影響を最大限に活用するためです。そのため、ポジションごとに適切なハンドを選ぶことが、勝率を上げるカギとなります。ここでもアーリーポジションとレイトポジションを比較しながら理解を深めていきましょう。
アーリーポジション(EP、UTG)
アーリーポジション(EP、UTG)は、最初にアクションを行うため、最も情報が少ない不利なポジションです。このため、プレイするハンドは慎重に選ぶ必要があります。
プレイするべきハンドの例
- ポケットペア:AA、KK、QQ
- 強いスーテッドハンド:AKs(同じスーツのAとK)
- オフスーツの強いハンド:AKo(異なるスーツのAとK)
これらのハンドは強力で、他プレイヤーからのリレイズにも耐えられるゲーム展開ができます。
戦略のポイント
- リスク回避:弱いハンドで参加すると、後続プレイヤーからのリレイズに対応できず不利に陥りがちに。
- 参加頻度を減らす:このポジションではプレイするハンドの範囲を狭くし、無駄なチップを失うリスクを最小限に抑えます。慎重なチップ運用が求められます。
レイトポジション(HJ、CO、BTN)
レイトポジション(特にBTNやCO)は、他プレイヤーのアクションを観察してから決断できるため、最も有利なポジションです。このポジションでは、広いハンドレンジでプレイすることが可能で、積極的なプレイができます。
プレイするべきハンドの例
- ミドルスーテッドハンド:76s(同じスーツの7と6)、A5s
- ブロードウェイハンド:KQ、QJ(同じスーツであればさらに良し)
- 低いペア:22、33(セットを狙える)
これらのハンドは、ポットコントロールやブラフに向いています。心理戦に有利なテクニックも覚えておきましょう。
戦略のポイント
- スチールの活用:他プレイヤーがチェックまたはフォールドを続けた場合、積極的なオープンレイズでブラインドを奪いましょう。
- 多様なアクション:強いハンドと弱いハンドをミックスしてプレイすることで、自分の意図を読まれにくくします。
- 他プレイヤーの情報把握:アクションや心理状態を観察することで、相手の情報を収取し、ハンドを予測しましょう。予測したハンドからあなたは積極的なプレイに専念することで勝利を掴みやすくなります。
ポーカーテクニックについて詳しく解説した記事はこちら

基本プレイ②ポジションごとのプレイスタイル
アグレッシブなプレイ(BTN、CO)
レイトポジションでは、レイズやリレイズを多用するなど、相手にプレッシャーを与えるような攻撃的なプレイスタイルが非常に効果的です。また、スチールやブラフを積極的に仕掛け、ポットを獲得する動きを重視するにも向いています。
レイズやリレイズ
- 他プレイヤーの弱点を突いて、ベットを積極的に行っていきます。
- ポジションの優位性を活かしてポットをコントロールをしましょう。
ブラフの頻度を増やす
- BTNやCOでは、相手にプレッシャーを与えるためのブラフが有効になります。
- フロップやターンで弱い相手を降ろし、ポット獲得を目指すことが可能です。
ディフェンシブなプレイ(SB、BB)
SB(スモールブラインド)とBB(ビッグブラインド)は、強制的にチップを支払う必要があるため、不利なポジションとなります。このため、堅実なディフェンシブプレイが求められます。そのため強いハンドで相手のレイズに対応するか、コールでフロップを見るようにします。
強いハンドで守る
AAやKKなどのプレミアムハンドでアグレッシブにリレイズを行い、相手にプレッシャーを与えましょう。
弱いハンドでフロップを見る
安価にフロップを見られる場合、潜在的な価値を持つハンド(スーテッドコネクターなど)を選ぶようにしましょう。それ以外の時は無理にゲームに参加する必要はないので、チップ運用に専念することが重要となります。
SBとBBでの特別な戦略
- SBからのディフェンス:SBではフロップ以降に不利なポジションになるため、より慎重なハンド選びが重要となります。
- BBからのアグレッシブプレイ:BBはすでにブラインドを支払っているため、相手のスチールを防ぐためにアグレッシブにプレイすることが求められます。
初心者が実践すべきポイント
- EPでは強いハンドのみをプレイに専念する
弱いハンドでの参加は避け、不必要なリスクを回避しましょう。 - レイトポジションで積極的な行動を取る
スチールやブラフを織り交ぜてプレイ範囲を広げることで安定したプレイが狙えます。 - SBとBBでの慎重なディフェンスを
チップを守りつつ、フロップ後の展開を考慮する。スターティングハンドを見て冷静にゲームへの参加を決めていきましょう。チップ運用のトレーニングにも最適です。
これらの基本を意識してプレイすれば、初心者でも勝率を向上させることが可能です。ポジションの理解を深めながら、実践で経験を積み重ねていきましょう。
ポジションによるテクニックの使い方
ポーカーにおいて、テーブル上のポジションは戦略の核となる要素の一つです。同じ手札であっても、座っている位置によって取るべきアクションが大きく変わります。ポジションごとの特性や有利な状況を理解した上で、適切な戦略=テクニックを選択することで、ゲーム全体の勝率を飛躍的に向上させることができます。ここでは使い3つのテクニックを紹介します。
テクニック①ポジションを活用したスチール
スチールとは、相手のブラインドを奪うための積極的なオープンレイズ戦略です。特にレイトポジション(BTN、CO、HJ)で効果的なテクニックであり、相手のハンドレンジが狭い状況で成功率が高まります。
レイトポジションでのスチール
- BTN(ボタン)、CO(カットオフ)、HJ(ハイジャック)のポジションから、積極的なオープンレイズでブラインドを狙いましょう
- 相手のハンドレンジが狭い状況では、スチール成功率が高まります。
- スチールを繰り返すことで、チップを効率よく増やすことができます。
- ブラインドを守ろうとする相手は、弱いハンドではフォールドしやすくなります。
スチール成功のポイント
- 相手のハンドレンジを読む
タイトなプレイヤーがブラインドを守っている場合、スチール成功率が高くなります。 - 連続的にスチールを試みる
ポジションの優位を活かして継続的にスチールを行えば、少しずつチップを積み重ねることができます。
テクニック②ポジションを利用したブラフ
ブラフは、ポジションの優位性を最大限に活用して相手をフォールドに追い込む戦略です。特に後ろのポジションでは、他プレイヤーのアクションを観察しやすく、より効果的なブラフを仕掛けることができます。適切なタイミングでのブラフは、相手をプレッシャーの中に追い込み、ポットを獲得するチャンスを増やすことに繋がります。
効果的なポジション
BTN や CO は、ブラフに最適なポジションです。他プレイヤーのアクションを観察し、判断材料を得られるためです。他プレイヤーのアクションを観察し、自分が有利だと判断できる場面を見極めていきましょう。相手がチェックを選択した場合、特にブラフが有効です。これは相手の手札が弱い可能性が高いことを示唆しているからです。
ブラフ成功のコツ
相手の弱点を突く
チェックが続いている場合や、相手が弱気なアクション(コール止めや少額のベット)を取る状況を狙いましょう。たとえば、フロップ後に相手がチェックを選択した場合、積極的なベットでポットを奪うことが可能です。
ポットをコントロールする
- ブラフを仕掛ける際は、ベット額を調整してポットを小さく保つことが重要です。
- 相手がコールしてきた場合でも、大きな損失を防ぐことができます。
- ストーリーを作る
- ブラフが成功するかどうかは、相手があなたの行動を信じるかにかかっています。ターンやリバーでも同じ強気のアクションを続けることで、相手に強いハンドを持っていると思わせることができます。
- 相手のタイプを見極める
- タイトなプレイヤーはフォールドしやすい一方、ルースなプレイヤーはコールを好む傾向があります。ブラフはタイトな相手に仕掛けるほうが成功率が高くなります。
ブラフは過度に使うと逆効果になってしまいます。そのため、ポジションや相手の動きを観察しながら慎重に行うことが重要です。ポジションを有効的に活用したブラフを使用することで、相手にプレッシャーを与え、チップを効率よく積み上げまていきましょう。
テクニック③レイズ&リレイズの活用
ポジションの優位性を活かしたアグレッシブなプレイスタイルは、相手に大きなプレッシャーを与え、戦略的に有利な立場を築く鍵となります。特にレイズやリレイズを適切に使うことで、相手を圧倒しつつポットを効率的に増やすことができます。
BTNやHJでのリレイズ
BTN(ボタン)やHJ(ハイジャック)などの後ろのポジションは、リレイズ戦略を実行するのに最適です。他のプレイヤーがオープンレイズを行った場合、ポジションの優位性を利用してリレイズを仕掛けることで、相手のハンドレンジを絞り込むことができます。
参考例
タイトな相手がレイズをした場合、そのハンドレンジが限定されているため、リレイズでプレッシャーをかけることでフォールドさせやすくなります。
リレイズのメリット
- 相手の選択肢を減らす
リレイズを仕掛けることで、相手がフォールドを選択する確率を高め、ポットを獲得するチャンスを増やすことができます。 - 戦略的優位の獲得
リレイズにより相手の行動範囲を制限することで、ポジションの有利性をさらに活かせる状況を作り出すことが可能となります。
レイズの意図を隠す
強いハンドとブラフを混ぜることで、相手に自分の意図を読まれにくくするのがポイントです。
強いハンドの場合
- AAやKKなどのプレミアムハンドでリレイズを行う際、相手がコールやフォールドを選択するのに迷う状況を作ることが可能です。
- こうしたハンドでのリレイズは、ポットを大きくし、期待値を最大化するために有効となります。
ブラフの場合
- 弱いハンド(たとえばA5sやKJs)でも、状況に応じてリレイズを仕掛けることができます。
- ブラフを取り入れることで、あなたのプレイが「一貫性のないもの」に見えるようになります。そのため対戦プレイヤーはあなたのハンドの推測しづらくなります。
レイズ&リレイズの成功ポイント
相手のタイプを見極める
- タイトなプレイヤーにはリレイズが効果的です。彼らは弱いハンドでコールを嫌がり、フォールドを選びやすくなります。
- ルースなプレイヤーには注意が必要で、リレイズに対してコールやリレイズで対抗してくる可能性があります。
ポジションを最大限に活用する
リレイズ後のポストフロップで最後にアクションを取れる状況を作ることは非常に重要になります。ポジションの優位性により、相手のベットやチェックに応じて最適な行動を選択することができます。
レイズやリレイズを活用することで、ポットを効率よく獲得していきましょう。そのアクションは対戦プレイヤーにプレッシャーを与えることができます。これらのテクニックを磨き、相手に読まれにくいアグレッシブなプレイスタイルを身につけていきましょう。
まとめ
ポーカーにおいて、ポジションは単なる行動順ではなく、戦略を大きく左右する要因です。
特に初心者は、各ポジションの特徴を理解し、適切な戦略を採用することで、無駄なリスクを減らし、勝率を高めることができます。
- アーリーポジションでは、慎重なハンド選びでリスクを最小化。
- レイトポジションでは、情報量を活かして積極的な攻撃を展開。
- スチールやブラフ、レイズ&リレイズなどのテクニックを使い分け、状況に応じた最適なプレイを実践してください。
これをベースに、自分のポジションに応じたプレイスタイルを身につけることで、リスクを抑えながら効率的に勝ちを目指すことができます。。ポジションを理解し、その強みを最大限に活かしたプレイを心がけましょう。